「ハンナは答えた。「いいえ、祭司様。私は心に悩みのある女です。ぶどう酒も、お酒も飲んではおりません。私は主の前に心を注ぎ出していたのです。」
第一サムエル1:15
ハンナの苦悩は長かった。
単に、子どもが与えられないというものではない。
彼女はエルカナの第一夫人であリ、夫からの寵愛を受けていた。
しかし、そのことにより第二夫人のペニンナから嫉妬され、
嫌がらせを受けていたのだ。
ハンナは耐え切れず泣いたが、
夫エルカナにも慰めることはできなかった。
しかし、この状況を作り出していたのは、
“主ご自身“であることを見落としてはならない。(第一サム1:5)
なぜこのような苦悩を、
主はハンナにお与えになったのだろうか。
それには理由がある。
追い込まれたハンナは、
対抗意識で子どもを求めることをせず、
主の働きを担う子どもを求めたからだ。
苦悩は私たちの祈りを、みこころに沿ったものに変える。
(RK)
LINE登録はこちら
2022年1月11日