「こうして彼らが陸地に上がると、そこには炭火がおこされていて、その上には魚があり、またパンがあるのが見えた。」
ヨハネ21:9
十字架にかかって死んだイエスさまは、ペテロと再び炭火の前で会う。
“炭火“という言葉は聖書中に2回しか使われていない。
1回目は、同じヨハネの福音書で、ペテロがイエスさまを裏切る場面だ。
そして2回目がこの箇所。
イエスさまは炭火の前で失敗したペテロに、再び炭火の前で会いたいと願った。
でもこの炭火は、失敗の象徴ではない。
魚があり、パンがあった。
いのちの象徴だ。
そしてイエスさまは、ペテロに3度「わたしを愛しますか」と尋ねた。
ペテロは、「完全な愛ではなく、友情の愛で愛します」と3度回答する。
ここにはもう自分の力を過信したペテロはいない。
その上で、イエスさまは、彼に牧師としての召しを与えた。
人間をとる漁師にしてあげようと言われてついて行ったペテロは、
羊を牧する羊飼いになったのだ。
彼にとって“炭火“は、新しい意味を持つようになった。
イエスさまはあなたの失敗の場所で
本当に大切なことを語ってくれているのかもしれない。
(FM)
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2022年8月10日