「さて、シモン・ペテロは立ったまま暖まっていた。すると、人々は彼に「あなたもあの人の弟子ではないだろうね」と言った。ペテロは否定して、「弟子ではない」と言った。」
ヨハネ18:25
ペテロは、捕えられたイエスさまを追いかけて、大祭司の庭の中まで入った。
そして、火の前で暖まっていた。イエスさまは目の前で不当な裁判を受けている。
きっと寒い夜だったのだろう。
多くの人が焚き火で体を暖めていた。
不当な裁判を周りの人に紛れて見ているしかなかった。
そんなペテロにある人が「あなたもあの人の弟子だろ」と問いかけてきた。
ペテロには、昔のような勇気もイエスさまを庇う信仰も残っていなかった。
彼は、「弟子ではない」と否定した。
僕たちもイエスさまのそばにいるときは、力強く、
クリスチャンといると勇気が出るだろう。
でも、学校や部活に行くと、
あの時のような勇気や信仰が全く働かない経験をすることがある。
周りを見渡してもあの時の仲間はいない。
イエスさまは捕えられ、弱くなっている。
焚き火の前に立つペテロの姿に、弱い自分の姿が見えてこないだろうか。
(FM)