「彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、 毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。」
イザヤ53: 7
間違っていることがあれば、すぐに指摘したくなる。
自分のことは棚に上げて、相手の事ばかりが目に付く。
そして、自分が指摘されれば、すぐに口を開き、
「それは違う」と言いたくなる。
そんなことがあるかもしれない。
イエスさまは、罪を犯さなかったのに、十字架の道へと進んでいった。
なぜなら、それがイエスさまがこの地上にお生まれになった意味だったから。
弁証をしてしまえば、ボクらの罪を背負えなくなる。
自分の正しさを主張すれば、正しくないボクらは裁かれてしまう。
だからイエスさま黙ったまま、屠り場に引かれていく羊のように、黙った。
浴びせられる罵声と、告訴の中に聞こえるイエスさまの沈黙。
クリスマス、それはボクらの救い主がこられたことをお祝いするとき。
これはある時には、華やかに、でもある時には厳粛な、
そんな季節なのかもしれない。
(FM)
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2022年12月14日