大切な友達を目の前にすると、その人の痛みに寄り添いたい。
それは本当に尊い心。
いざチャレンジしてみると、全然寄り添えず、言葉が届かないことがある。
関係が浅いわけでも、何かを間違えているわけでもない。
ただ傷ついている友を前にどうしようもできない自分がいる。
茫然と立ち尽くし、無力を感じる。
なんでだろうかと考えると、今まで自分の痛みから逃げていたことに気づく。
これまでの人生に痛みを感じることは確かにたくさんあった。
けど、その自分の痛みに程よい距離感を保ってきた。
だから、いざ友の痛みに寄り添いたいと願ってもどうしたらいいのかわからないのだ。
結局のところ、大切な友の痛みに向き合うためには、自分の痛みに向き合うことなくしてできない。
「わかるよ」「知ってるよ」「つらいよね」そんな言葉があなたの痛みの経験から生まれるのなら、癒しのことばとなるだろう。
痛みに寄り添うことに、特別な能力はいらない。
ただ、友の痛みに近づきたい分だけ、自分の痛みに近づくことだ。
イエス様は、あなたの痛みに近づきたくてそうしたんだ。
ヘブル人への手紙4:15
私たちの大祭司は、私たちの弱さに同情できない方ではありません。罪は犯しませんでしたが、すべての点において、私たちと同じように試みにあわれたのです。
Fumika