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2021年7月2日

馬鹿らしいと思った

伝道者の書1:2
空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。

「プツン」と全てがバカらしく思えたことってあるかい?
一生懸命にやっていたけど、虚しく思っちゃったことがあるかい?
賞を取ること、成績をあげること、部活を頑張ること。
でも、その先にいったい何があるんだろう?と思っちゃう。
伝道者の書の著者は、誰よりも名声、資産、成功、知恵を得た人だった。
人間をカンストさせたような、全クリしたような人だったろう。
人生の成功者が見た世界は、「空」だった。
それは、青空の「ソラ」ではなく、虚しいの「くう」だ。
「空の空」とは、「虚しい中で最も虚しい」と訳したら分かりやすいだろう。
彼は必要な全てを得て、それらは全て本当に虚しいと言ったのだ。
自分が追いかけているものが虚しいと感じるのは、正常な感覚だと思う。
なぜなら、あなたが追いかけているものを手にした伝道者は虚しいと言ったのだから。
だから、あなたが何を求めるべきなのかをもう一度吟味すべきではないだろうか。

Fumika