警告の甲斐もなく

「しかし今、あなたがたに勧めます。元気を出しなさい。あなたがたのうち、いのちを失う人は一人もありません。失われるのは船だけです。」
使徒27:22
パウロにとっては当たり前のように、予測できた危険な航海。
彼の経験と、神さまからの示しによって、危険を予測できたのだろう。
しかし警告の甲斐もなかった。

この港で冬を過ごすのに適していないという目先の理由から、
皆はパウロの言葉を無視したのだ。

航海を始めるとほどなくして暴風が吹き荒れ、
太陽も星も見えない日が何日も続き、完全に望みが絶たれることに。

あなたがパウロであったら、どう思っただろうか。
警告を無視しされ、現実に言った通りの災いに遭っている。

しかしパウロは皆に、
「元気を出しなさい、私は神を信じています。」と励ました。
あなたはパウロのように、人を励ましたことはあるだろうか。
神を信じ続ける者に、励ましの心は尽きない。
(RK)