「年が改まり、王たちが出陣する時期になった。ダビデは、ヨアブと自分の家来たちとイスラエル全軍を送った。彼らはアンモン人を打ち負かし、ラバを包囲した。しかし、ダビデはエルサレムにとどまっていた。ある夕暮れ時、ダビデが床から起き上がり、王宮の屋上を歩いていると、一人の女が、からだを洗っているのが屋上から見えた。その女は非常に美しかった。」
第二サムエル11:1-2
聖書 新改訳2017©︎2017新日本聖書刊行会
羊飼いから英雄へ。
向かう所ところ敵なしの、百戦錬磨の王。
さまざまな苦難を乗り越え、
多くの人々から頼られたダビデ。
信仰に熱く羊飼いの経験から、
人の苦労も理解できる王だった。
いつも先陣を切って戦っていたダビデだが、
この時どういうわけか、出陣しなかった。
おそらく、彼の王朝が安定して、
戦いを任せられる将軍たちに恵まれたのだろう。
安定は安心に繋がる。
しかし、神抜きの安心は油断に繋がる。
ある夕暮れ時、ダビデは目を覚ます。
王宮の屋上から美しい女性を見つけ、 その女性と姦淫の罪を犯した。
サウル王に追われている時、
ひたすら神に忠実だったダビデからは、想像もできないことだ。
神を求め続けなければ、
成功は失敗のもととなる。
成功の後に、私たちの資質が問われるのだ。
(RK)
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2024年11月10日