平和の王

“もしだれかが何か言ったら、『主がお入り用なのです』と言いなさい。すぐに渡してくれます。」”
マタイ21:3
聖書 新改訳2017©︎2017新日本聖書刊行会
イエスは、エルサレムの状況を隅々まで知っていました。
それで弟子たちに、ろばの子を連れてくるように命じたのです。

キリストがエルサレムに入城する時、
ろばの子に乗ってやってくることは、ゼカリヤ書で預言されています。

世の王であれば、馬に乗ってきたでしょう。
なぜなら馬は、力と権力の象徴であり、カリスマ性に溢れる王に相応しいものだからです。

エルサレムの人々がイエスに期待していたことは、まさにそれでした。
彼らは、ローマ帝国を蹴散らし、イスラエルの国を再興する政治的なリーダーを欲していたのです。

しかし、イエスは違います。

イエスは一貫して柔和で、弱い者に尽くし、十字架にまで神に従いました。
あなたの神は、平和の王、万軍の主なのです。
(RK)