LINE登録はこちら
ただ信じる
「そして、子どもの手を取って言われた。「タリタ、クム。」訳すと、「少女よ、あなたに言う。起きなさい」という意味である。すると、少女はすぐに起き上がり、歩き始めた。彼女は十二歳であった。それを見るや、人々は口もきけないほどに驚いた。」
マルコ5:41∼42
聖書 新改訳2017©︎2017新日本聖書刊行会
失望、絶望、落胆…
これ以上は無理、無駄。
祈ってきたが、その道が閉ざされる。
ヤイロはその事を感じていた。
娘の死。
誰にとっても、耐え難い苦痛。
人々は死んだ娘を取り囲み、大声で泣いている。
イエスは“娘は眠っている”と言ったが、
それを聞いた人々は、彼をあざ笑った。
私たちにも、心が騒ぎ、絶望の淵をさまようような経験がある。
長く祈ってきたのに、答えが見つからない。
諦めきれない願いはないだろうか。
絶望し、何もできなくなる。
それは皆同じ。
あなたが、格別弱いわけではない。
しかし、覚えていて欲しい。
しばしば神の救いは、絶望からはじまることを。
大切なことは“ただ信じる”こと。
それだけでいい。
生ける神が、あなたのからし種ほどの信仰を義と認め、
御わざを行ってくださるから。
(RK)